【日々のこと】Saigon 2016
仕事で写真を評価されたり構図がどうとか気にして撮るのが嫌で嫌でたまらなくて
プライベートでさえも写真を撮るのが億劫になっていたここ数年間。
さらに以前のようにベトナムにどっぷり浸かっている生活ではないから、
誰を撮ろうがどこを撮ろうが被写体との薄っぺらい関係性がもろに表れてしまうのがつまらなかった。
私は写真の何が好きだったかって
その笑顔が自分に向けられてるってことが心底愛おしく、
この写真は私たちの関係があってこそ撮れるものだと思えるところだった。
だからズームして断りもなく写真を撮るなんてずるいと思っていたし、
自分と被写体に何の関わりがない写真なんて意味がないと思っていた。
#謎の素人の戯言
最近色々と気持ちの変化があってカメラをまた持ち歩くようになったけど、
すごく楽しい。
ピントの合わせ方とか全然分かってないけど、写真がやっぱり好きだ。
#謎の合わないピント
いまだにズームはずるいって思うから使わないようにしているけど、
被写体との関係については「本当はもっと近づいて撮りたかったけど」とか
「本当は笑顔見せてもらいたかったけど」とか、
そういういま一歩踏み込む勇気が足りなかったかんじや距離感も含めて何かいいなと思っている。
#謎の素人の戯言
カメラを持ち歩くと、普段気に留めなかったこの街の姿に目が行くから不思議。
この休み中の散策で私がとても気に入った2つの風景。
写真1枚目のベンタン市場の東口へと続く道と、3枚目のホテルコンチネンタルサイゴン。
市場は北口からしか入ったことがなくて、東口は多分初めて意識して見た。
もう東口しか見えない。次回から私は断固東口INにこだわりたい。
それからコンチネンタル。今回初めてまじまじと見たけど、窓から中も覗いたけど
とっても惹かれる。新しい発見。うれしい。何だろうこのドキドキ感。
夕方からカフェのテラスで地味なアコーディオン演奏があってたけど、
またその下手くそ具合とはにかみ具合と古めかしさが最高に魅力的で心射抜かれた。
しばらくコンチネンタル調査に励み、またいつか報告できればと思います。
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