【路上カフェ】Vy Cafeにて想う
ホーチミン市には、数えきれないほどこじゃれたカフェがあります。
古いアパートの一角という女子が好む特別感をプラスしたカフェや
流行の最先端をぶいぶい走ってる若者が集うスタイリッシュな路面店、
最近ではDA PAMPさながらのスタッフが高級紅茶を提供するティーサロンなども。
#DA PAMPさながらって何
実は最近、このようなこじゃれカフェに少し飽きてきたのもあって、
それらとは全く趣の異なるカフェを紹介します。←は
ベンタン市場近くにある、大好きな Vy Cafe。
写真の通り、路上にテーブルとイスを出すスタイル。一応店内席もあります。
排気ガスにまみれた夜風を浴びながらベトナムコーヒーをしばき、目の前のベトナムをぼんやりと眺める。
それは、「バイクのけたたましいクラクションが鳴り響く」とかお決まりのフレーズがぴったりの風景でもあるし、次々とやってくる手足が不自由な宝くじ売りやお金を乞う人など、いまだに自分はどうすべきなのかが分からない風景でもあるし、
おっと、ここから文章が続きません。
気持ちを表現する良い言葉を持っていません。
とにかくここのカフェに来ると、自分がベトナムで生きていることを改めて実感します。
今更かよってかんじですが、現実味を帯びるのです。そして心臓の奥がきゅっとなります。
もうひとつ、このカフェが好きな理由がこの"相席"。
いつ行っても合い席。1人で行っても、知らぬ間にグループの一員みたいになる。
次どこ行く?みたいなテンションになります、あまりにもナチュラルな合い席なので。
この日は私含めて4人で来店し、
現在カリフォルニア在住のご夫婦と合わせて6人でのコーヒータイムになりました。
奥様は25年前に、ご主人は10年前に渡米し、正月はこうして帰省するのだそうです。
私が北部にいたことを知ると、しきりに「北と南とどっちが好きか?」と聞かれましたね。
どう答えれば2人がハッピーな気持ちになるのかは分かっているのだけど、
私には私の思いがあるのでなかなか上手くかわせず難しいです。
と同時に、この国が歩んできた歴史やそれによって生まれる感情をもっと知りたい というか知ろうとしなくてはな、とも思います。
#ただのカフェの紹介のはずが思いのほか力が入りました
#根が真面目で申し訳ない
店名:Vy Cafe
住所:277E Le Thanh Ton St., Dist. 1
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