ホビロンの伝説
真夜中の力を振り絞って....1記事だけでも書こうと思います....。
孵化する直前にごめんね!したアヒルの卵、
「ホビロン/Hot Vit Lon」をご存じ??
この食べ物に関しては賛否両論とは思いますが、
賛否両論以前に人として信じられない!という人もいると思いますが
今真夜中なので、そんな様々な意見にかまっている余裕はないのです。
じゃーん!ででーん!ホビロン!
北部では殻を割って丸裸の状態で提供されますが、
ホーチミン市では殻付きのまま出てきます。
てっぺんをスプーンなどでコツコツして写真くらいの穴をあけましょう。
そして、まずはちゅっと汁をすするのが粋です。
あとは付け合わせの、塩にライムを絞ったタレや
タデの葉と合わせて食べるのが定番。
味については今全然思い出せないのですが、濃厚な部分と淡白な部分があって
....そんなかんじでとても美味しいです。
お店によってはタマリンドソースと炒めるところもありますが
ホビロンの風味を打ち消すので別に食べなくていいと思う。
ものによっては、無理!!ってほどアヒルの形になっているものもあるので
闇で食べるのをおすすめします。闇でなくとも、裸電球あたりですかね。
そして、本題は食べた後。
私も南部にきて初めて教えてもらったのですが、メコンデルタ地方(の一部)に伝わる噂によると
「食べたあとは、殻を握りつぶさなくてはいけない。そうしないとアヒルの赤ちゃんが天国へ行けない」そうです。
#え
#何それ
#え
#食べてるのに何それ
私の隣で食べていた子が、いきなりぐしゃり!!!って殻をつぶして
え そんなにぐしゃりと! と驚いて聞いたら、そういうことでした。
...........。
夢半ばで残念だっただろうアヒル。
成仏を願う気持ちも分かりますが、こんなぐしゃりと力を込めて.......。
もう何が何やらベトナム...。
こういうところが大好きなんですね、きっと。
0コメント