タンディン市場で器を買おう
最近の遊び場はタンディン市場!
実は....私史上初のベトナム食器ブームが到来しております!
突然狂ったようにソンベー焼きやらバッチャン焼きやら、
レンゲやらガラスコップやらを集めだす私に20代の同僚はこう言いました。
「血迷ったアラサーが器収集を始める説あるらしいですよ」
#違うの #全然分かってない
#地に足つけて生きていこうとしているの
#将来を見据えて集めているの
#30代ってそういう世代なの
さて先日、私と同じく血迷い系アラサーとともに市場へ遊びにいきました。
タンディン市場以外でも日本人に人気のソンベー焼きやバッチャン焼きはありますが、
私は写真左のおねえさんがいるタンディン市場が一番すきです!
市場に行ったら、食器や台所用品が並ぶエリアを探してくださいね。
↑こちらが心揺さぶられる愛らしいソンベー焼き
ソンベーとはホーチミン市郊外のビンユーン省やビンフック省あたりの旧称で、
1997年頃までソンベー省が存在していました。
このエリアで作られている伝統陶芸がソンベー焼きです!
器を重ねて大きな登り窯で低温焼きするのが特徴で、
決して丁寧とはいえない絵付けや1枚1枚違う色合い、
ボツボツッと残る器を重ね焼きした跡....
これらがきっと日本人の「素朴」スイッチを刺激するのだろうと思います。
これを素朴と感じるのは、いってみれば日本人独特の感じ方なのかも。
市場に行って「ソンベーをもっと見せて~!」とお願いすると、
何で日本人はソンベー焼きが好きなの? って不思議がられます。
【写真】「何がそんなにいいのかしら。謎だわ。このこたち血迷っているのかしら」
気になる買い物のコツは、まずは顔なじみになること。
私は仕事でこのおねえさんと出会い、買わなくても色々出してくれて
親切にしてくれたことがきっかけでこの店に通うように。
波長が合う人を見つけるのは、市場での買い物をする上でとても大切だと思います。
好きな人の店に目当ての商品がなくても、
市場では周りのおばさんらが自分の店から持ってきてくれるので
品揃えの良し悪しっていうのはそこまで重要事項じゃない。
この日購入した器たちも、ほぼ周りのおばちゃんらが持ってきてくれたもの。
(右側の青いものは、ソンベーではなくて日本でもお馴染みのバッチャン!)
多分おねえさんはヘルプしてくれたおばちゃんから原価で買っているのかな。
市場にはきっと色んな助け合いのルールがあるのでしょうね。
購入した器は丁寧に包んでくれ、さらに袋を二重にしてくれ
「これでいいでしょう!?」って、にこにこ笑顔で。
すごく心のこもったサービスだと思います。
ちょうど同時期にこじゃれたショップで器を買ったけど
1つは裸のまま袋にいれられた。もう1つはスタッフの接客が最低だった。
市場のサービスのほうが100倍すばらしいと思いましたね。
#思い出したら100イラ
最近改めて思うのが、誰から買うのかってすごくすごーく大切だなと。
タンディン市場でこのおねえさんから買いたい、という気持ちを大切にしたい。
そしてこの器を使うときに、市場のことやおねえさん、おばちゃんとのやりとりを思い出したりするんだろうなあと、今からわくわくとしているのです。
とまあ、かっこいいこと言ったつもりですが
血迷ったアラサー2人組みの会話といえば、
私:これかわいいねーーー。でも何入れる?
友人:...........煮物?
私:..........うん。煮物だね。あとは..........取り皿?
友人:だね。取り皿だね。
私:でもうちら友達少ないから、こんな取り皿いらないよね
友人:..............。
そして、おしゃんな方々のインスタをなめるように閲覧し、学ぶ、という(笑)
そんなこんななことがとても楽しい30代。
今回器に興味をもったことで、市場が私達の新しい遊び場となり
これまで知らなかったベトナムを知るきっかけにもなりました。
30代の新たな気付き。悪くないと思います!
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